「世界中の誰もが知ってる曲を作るのが夢」東京から地方に移住をし、生活も仕事も‘自分らしく’を貫く作曲家の湖畔の音工房さん

某女性アーティストに楽曲提供して、オリコンにもランキングされた経歴のある湖畔の音工房さん。映画の主題歌にもなり、CMで流れるまでヒットしたのがうれしい反面、どこかアーティストとの距離感を感じていた。そんな湖畔の音工房さんが東京から地方に移住しココナラとの出会い、そして音楽をダイレクトに届けられるようになるまでのストーリー。

 

 

経歴:15歳で本格的に音楽の道へ

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幼少期は、自宅にある小さなカシオのキーボードをおもちゃ代わりに触って遊んでいた。テレビから流れる音や好きな音楽を真似ては、小学校のお昼休みにオルガンを弾いているような子だった。また、子ども時代から遊びの延長で作曲していた。

 

音楽の道に進んだきっかけは、中学時代に訪れた「小室ブーム」。両親に買ってもらったシンセサイザーで打ち込みを始めたらますます興味が湧き、最終的に高校の卒業資格が取れる専門学校へ進学し、本格的に音楽の道を歩む事に。

専門学校を提案してくれたのは母親。「自分が夢中になっていることに打ちこんだらいい」と背中を押してくれた。

 

入学した専門学校では「キーボード・シンセサイザー専攻」に進み、現役ミュージシャンの講師に師事することで現在の音楽観を磨いていった。ここで、ライブや収録といった「現場」も教わった。

 

最初に手がけた作曲は15歳。

専門学校の講師の紹介で、あるインディーズバンドの作曲でお金をもらった。

初めて「誰かのために」作った曲で「いいじゃん!」と言ってもらえて、とにかく新鮮だった。曲を作ったら盛り上がり、その流れで作曲家デビューとなった。

 

その後、海外の作曲家とのコライト(共作)にも挑戦して、いろいろ経験を積んでいる中で、「自分の色(=主張」を出す」術も学んでいった。

 

世界が変わったのは、ある有名な女性アーティストに楽曲を提供したこと。

オリコンに登場し、いわゆる“ヒット作”になったことで、周囲からは「おめでとう!」と言われたものの、どこか実感がなかった。アーティストから直接言われることのない世界だったので、どこか他人事のように感じていた。にもかかわらず、そのことをきっかけにコンペでも「あの曲を作ってる人!?」という扱いになり、どんどん仕事を得るようになっていった。

 

そんなとき、ふと頭によぎったのが「地方移住」。

元々、音楽制作はインターネット上でファイルのやりとりをするのが主流だったため、都会に住む理由がないことに気づいたのだ。

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―どうせ住むなら、家賃が安く、自然豊かな田舎に住もう―

そう思うと体が動き、不動産屋さんを回った。そして湖畔がみえる家兼スタジオを見つけ、本当に移住することとなった。

 

いざ住むと、家賃は安い、音を大音量で出せる、自然がいっぱいで目の前は世界遺産、そして採れたて野菜がおいしい!と、いいこと尽くし。

 

移住して、最初は仕事がある程度は減ったものの、その分「自分の色」を出す仕事は増えた。

 

現在は湖が見える作業場で仕事をしている。自然の中で作曲をしているとパフォーマンスも上がるのを実感する。時には湖畔を歩いてリフレッシュもできるので、つくづくこういう形で仕事をできる幸せを感じている。

 

利用のきっかけ:地方に移住後、ふとした直感で「このサイト面白い!」

ココナラを知ったのは2年程前。きっかけは覚えていないが、直感で“面白いサイトだ”と感じた。ちょうど時期的に暇でもあり、色々な人と制作をして、自分のコミュニケーションスキルを磨きたいと思った。そして、ココナラではどんな人が音楽制作を依頼してくるのかも知りたかった。

最初は低価格で制作を引き受けていたが、現在では月平均10本で、多い時には15~16本となり、ココナラの収入だけで生活が成り立つほどお仕事をいただくまでになった。

 

出品サービス:国内・国外問わず作曲し、今では「自分の色」も出せるように

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依頼してくれるのは作曲家からの編曲の依頼がもっとも多く、次いでインディーズバンドやアイドルのプロデューサー。また個人でピアノの発表会用のアレンジを頼まれたり、セルフプロデュースするアイドルや著名なユーチューバーまで、幅広いお客様と取引をさせてもらっている。なかには依頼者からアイドルにプレゼントして、その曲をアイドルに歌ってもらうというものもあった。

 

最初は評価をつけてもらうために5000円で出品をして、コツコツと実績を伸ばしていったのが、現在につながっていると思う。

 

ココナラでの出品の良さは、なんといっても事務所、マネージャーを通さずに「直接やり取りができる」点に尽きる。

ココナラは音楽業界の手数料よりも安く、色々な人が知っているメリットがある。実際に利用してくれる人は多いことを実感している。

 

また、トークルームがとても使いやすい。見積もりやカスタマイズで依頼内容によってお客様のご依頼に合った金額に変更する事ができるので便利である。

 

coconala.com

取引エピソード:制作した曲がカーネギーホールで演奏され…

ココナラでの取引を通じて、嬉しかったことは色々あった。

あるアイドル活動をしている方がラジオ出演の報告をしてくれたり、制作した曲をテレビ番組で歌ってくれたのを見たときは制作ができてよかったなと思った。

 

ココナラで出品するようになり、お客様をより近く感じるようになってきた。

こうしたことは、制作事務所やエージェントが間にいるとなかなか味わえない感動だと実感している。

 

もう一つ印象に残っているのは、あるお客様から依頼を受けた、NYのカーネギーホールで演奏予定曲の「ピアノアレンジ」。歴史あるホールでの演奏なので、トークルームでもお客様の緊張感がよく伝わってきた。やりとりを進める中で、「もっと難易度上げて!」というリクエストに、当時は「私でも通して弾くのが難しい!」と思う程の難しい曲になっていったが、最終的にはOKをもらってクローズした。

そして、その半年後にお客様から「無事にカーネギーホールで演奏できた」という連絡がダイレクトメッセージに入った時は、本当に嬉しかった。

まさか、こんなメッセージが半年後に来るとは想像もしていなかっただけに、こういう“相手を感じる取引”ができるのも、ココナラならではだと思う。

 

今後:音楽を必要とする人に届けたい

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今の時代は身近な人と共有したり、コラボしたり、自己表現が簡単に個人でできるようになっているので、ココナラでの楽曲制作の需要は増えていると感じる。

そういう人の手助けをしたい。そして、今まで裏方だった自分自身も表舞台に立ち表現者でありながら、色々な人と繋がり、色々な人と音楽を作りたい。これからの夢は『世界中の誰もが知っている曲を作ること』である。

 

編集後記:

湖畔の音工房さんは、幼少期から音楽一筋だ。有名なアーティストに楽曲提供し、最終ゴールをきったとき見えてきた世界があった。それは「自分らしさ」。自分らしく生活し作曲することを改めて考え、地方に移住した。そこから、世界中の人が喜んでくれる作曲に勤しみコラボをして世界が広がっていく。湖畔の音工房さんの新しい仕事のあり方に力づけられた。(ココナラ広報:古川)

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