好きなことを仕事にする!営業マンの副業「料理のイラストレーター」
hikoさんは本業で印刷会社の営業マンをしながら、ココナラではイラストレーターという職種の異なる副業をしている。就職活動の際に「絵を描くことでは食べていけない」と一度は夢を諦めたが、ココナラでイラスト出品をはじめたら、イラストを軸に人との関わりが拡大した。そんなhikoさんの夢を諦めない勇気をもらえるストーリー。
- 経歴:パッケージ印刷会社の営業マンとして活躍中
- 利用のきっかけ:趣味ではなく役にたてる絵を描きたい
- 出品サービス:料理のイラスト描きます
- 副業の良さ:副業と本業、両輪があることでバランスよく生きれる
- 取引エピソード:山形のパンケーキカフェのメニュー表
- 今後:イラストを軸に仕事を拡大!
経歴:パッケージ印刷会社の営業マンとして活躍中
小学校は漫画部。
キャラクターが好きで、ガンダムやロックマンなどを鉛筆で描いていた。
絵を描いていると親や友人が褒めてくれて、絵を通してコミュニケーションを広げる事が多かった。
高校卒業後、デザインの道に進みたいと思い美大を受けたが、同時に有名私立大学も受けていて、結局将来を考えて安定した就職先に進めそうな私立大学へ進学した。
大学卒業後は、少しでもデザインに関わっていたいと思い京都のパッケージの印刷会社に就職した。
有名なお菓子のパッケージなど食品系の特殊なパッケージ印刷を得意とする会社で、営業として働く。お客様との商談からパッケージの内容設計や印刷後の色調整といった品質管理まで行う。
現在は31歳で東京支社勤務。中堅という立場になりお客様の信頼を得て活躍している。
利用のきっかけ:趣味ではなく役にたてる絵を描きたい
就職して3-4年経ち仕事に慣れてきた頃、仕事をしながらデザインに携われるのではと思い、知人の名刺を作ったところ喜ばれた。
あらためて絵を描くことが好きなんだと自覚し、イラストを描き始めた。
友人が1日カフェを企画し、こちらから描かせてほしいとお願いし、メニューに載せる料理のイラストを描いた。料理は多様な形かつ色が豊かで描いていて面白かった。
これをきっかけに、以前から興味を持っていたココナラで料理のイラストを出品した。趣味で絵を描いているだけでなく、実際にその絵が売れて世の中の役に立つことに価値を感じた。
2015年の12月末はじめてオーダーがきた。「シュウマイ」のイラストの依頼だった。
出品サービス:料理のイラスト描きます
スイーツ会社の商品開発部門から新商品のパッケージの依頼がきたり、カフェからはメニューの依頼が来たり、企業からのオーダーが多い。
自分のイラストが印刷されたパッケージのクッキーが、テレビで紹介されたことがあり人気商品にそのイラストが使われていると思うと嬉しくなった。
ココナラでの仕事は、仕事終わりのアフター5で下絵を描き、土日にまとめて彩色をして仕上げる。
休日の朝にカフェでコーヒーを飲みながら、イラストを描いているときが至福の時間だ。
副業の良さ:副業と本業、両輪があることでバランスよく生きれる
人生100年時代に入り、いくつになってもどこにいても仕事が出来るようにスキルを磨いていきたいと思っている。
そのスキル磨きとお金を稼ぐことの両方が出来るココナラでの副業は魅力だという。
思わぬところで本業でもイラストの知見が生きている。印刷の色調整がスムーズでいつも版下さんから仕事がしやすいと評価されている。
「副業と本業、両輪があることでバランスよく生きられる」と言う。
取引エピソード:山形のパンケーキカフェのメニュー表
山形にあるカフェからメニュー表の依頼があった。
カフェのHPを見てみると、パンケーキを素材からこだわって作っているカフェで、店舗の内装もカフェのオーナーも温かな雰囲気でとても魅力的だった。
全てのメニューをイラストにおこした。
イラストを送るごとにトークルームで「うわー!可愛い!」「すごい〜〜!!!思ったとおりです」等の反応をもらい、素直に評価してもらえることの嬉しさを体験した。
自分の描いた料理のイラストを見てお客さんが商品を選ぶという。
「美味しそう!!」「どれにしようかな」と実際の店舗で使ってもらえている事も喜びだ。
カフェの日々の営みのなかで自分もその一部になってお客様と会話しているようで楽しい。
その後も季節限定のメニューの依頼などリピートされ、良い関係が続いている。
今後:イラストを軸に仕事を拡大!
イラストを軸に人と繋がる仕事をしていきたいと考えている。
昨年、イラストやデザインに関わる人たちの交流会を開催した。
イラストを描くことが楽しい、そのシンプルな気持ちを共有できる場が自分に元気をくれる。これからもイラストを通して多くの方と出会い繋がりを広げていきたい。
そして、いずれはイラストを主軸に仕事を拡大したいと考えている。
編集後記:
hikoさんにお会いして、人気のイラストレーターさんである理由がわかった。
hikoさんが持っている人や料理への「愛情」がイラストににじみ出ているのだ。
「好きな仕事では食べていけない」という通念がある。就職の時に、そのジレンマを経験した方は多いのではないだろうか。それでも諦めずに「好きなこと」に関わり続けたhikoさんは今、着実にそれを仕事につなげている。
これからは「好きなことを仕事にする」時代なのかもしれないと胸が熱くなった。(広報:古川)