「将来は会社設立が夢。ココナラは障害があっても誰かの役に立つことができる場」電動車いすのwebデザイナーChocotto Webさん

全くの未経験の中、完全独学でwebデザインを学び、フリーランスwebデザイナーとなったChocotto Webさん。生まれながらの障害はあっても、クリエイティブなモノづくりへの憧れを胸に、常に明るく前向きにやりたい道へと進み続けるストーリー。

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経歴:子どもの頃からクリエイティブなモノへ惹かれ、辿り着いたwebデザイン 

自分は生まれつき体に障害があるので、幼少時から電動車いすでの生活がメイン。

幼稚園への入園を両親がかけ合うも、当時は「面倒が見られないから」と断られ、3歳から6歳までは家で過ごすことになった。幼少期は公園で走り回ったり、鬼ごっこで遊んだりができなかったが、お人形さんごっこやおままごと、お絵描きなどに熱中して遊んでいた。また両親はTVゲーム、絵本、マンガなどといった想像力を刺激するものも与えてくれた。

こうして、小さい頃から外には出られない一方、想像力を伸ばすものに触れる時間が長く、幼心に「ものを創り出す人ってすごいな」と感じてきた。

大学卒業後は一般企業に就職し、事務サポート業務に従事。エクセル表という一見無機質なものに想像力を働かして、効果的にパズルのように数字を並べることが楽しくてハマった。周囲からはそのエクセル表が「とても見やすい」と評価され励みになった。一方、紙(書類)の多い作業になると、体がうまく動かせず苦手なこともわかった。

そんな頃、上司から「それじゃ、部内のホームページを作って」と言われ、自力でホームページ作成に奮起する機会が到来。パソコンは好きだったので、「どうすれば、もっと見やすくなるか」「コーディングの仕方は?」など、試行錯誤を続けながらホームページを完成させたことで、「私がやりたかったことってこれだ!」ということに気づく。これを期にwebデザイナーという職種を本格的に目指す道を考えるようになった。webデザイナーなら会社に出社しなくても、自宅でリモートワークできるというメリットがあり、障害のある自分でも活躍できると思ったのと、何より達成感が感じられるところが大きかった。そこで独学でデザインやコーディングを学び、ついにフリーランスとして活動するようになった。 

利用のきっかけ:お客様とのやりとりでヒアリング力を向上させようと決意

ココナラという「スキルを売り買いできるオンラインマーケット」ができるということは、当初から知っていて、テレビでも新しいサービスが始まると紹介されていたのを目にしていた。

最初にココナラを使おうと思ったのは、ダイレクトに依頼者とやりとりをすることで、ヒアリングスキルが上がると思ったからだ。webデザイナーとして実績を積み上げていく以上、ヒアリングスキルは必須であり、依頼者とのコミュニケーション力をあげて作品を売ることで、webデザイナーとしての自信にもつながると思った。

丁寧に依頼者の要望を聞き取った上で、こちら側ができることを提案するようにして、一つ一つこなしていくように意識したところ、リピーターの方が付くようになり、コツコツと実績を伸ばすことができた。

 

出品サービス: あなたのお役に立てるようにお手頃な価格でバナー制作

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普段はアイコンやイラストなども手がけるほか、 ココナラでは現在バナー制作を出品中。「どうやってバナーを作ればいいのかわからない」「もっとオシャレにしたい」「もう少し手頃な価格で作ってほしい」といった依頼者の悩みを解決すべく、全力で対応している。基本料金で2つの案を提案し、依頼者に選んでもらえるようにし、修正も2回まで無料にすることで「これ!」と納得してもらえるように心がけている。

出品する上で大切にしているのは、「ちょこっとでも喜んでもらえるように。ちょこっとでも笑顔になってもらえるように。」という自分なりの願い。顔が見えないオンラインでのやりとりになるだけに、しっかりとお客様に寄り添った制作物を納品するようにしている。

ココナラで出会う依頼者は、皆さんとてもやさしく、丁寧に指示してくれるのでとても作業しやすい。

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取引エピソード:お客様との温かいやりとりに奮起

非常にコミュニケーション力が高く、いつも必ず感謝の言葉や評価をしてくれる依頼者の方がいる。自分のスキルはまだまだ!と思ってた自分のことを、「先生」と呼んでくれた。はじめて呼ばれた時は冗談かと思って、思わず吹き出してしまったが、向こうは真剣に自分を「先生」として頼ってくれているんだ、と気づいた。

「その信頼に応えたい!このお客様にまた喜んでもらいたい!」と思うようになった。ココナラでは、こうしたお客様たちから「気持ちの良いやりとりの仕方」について、常に学ばせてもらう機会を得て、とても感謝している。

 

今後:将来の夢は「デザイン会社を興すこと」

現在はフリーランスとして活動しているが、今後の目標はさらにwebデザインに関するスキルを磨き、より多くのお客様に笑顔をお届けできるようなwebデザイナーになりたいと考えている。

今までの人生では、「障害があること」によって周囲の人々からサポートを受ける側だったが、IT技術を武器に今度は私がより多くの人々の役に立てるようになりたい。

そして、こうした活動を通して新たな目標も見えてきた。それは「デザイン会社の設立」である。将来その夢が叶えられるように、今は一生懸命がんばっていきたい。

私のモットーは、「障害を理由にやりたいことを諦めないこと」であり、今まさに実践中なのである。

 

編集後記:CocottoWebさんは身体的なハンディがあっても、自分の好きなこと、得意なことによって、活躍することが可能な世界を見せてくれている。

自由さを決めるのは環境ではなく、自分の思考次第なんだなと確信した。

前向きで諦めない、そしてなんでも楽しんでチャレンジされている人生がとても爽快で輝いている。(ココナラ広報:古川)

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